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新学期が始まり一気に生活が充実したものの、早速課題に追われて泣きそうになってる木村です。

本当は今すぐに課題をやらなきゃいけないのですが、なるべく早くここに書きたいことがあるため、やむをえず(?)パソコンを開きました。


さて、今日は彼らにとっての定例会のようなもの(Übung)に参加しました。

あいかわず方言がわからずほぼ見ているだけでしたが、学ぶことは予想外に多かったです。

 

毎度のごとく今回のÜbungにもストーリーがあります。

スカウト達の前に、二人のモンスターハンターと猟犬が現れた。彼らによると森でビッグフット(UMAの類のアレです)が目撃されたらしい。さぁ、森の平和を保つため、ビッグフットを捕まえにいこう!→実はビッグフットはいい奴で、悪いモンスターハンターにスカウトが利用されていただけでした。モンスターハンターに仕返しをしよう!

円陣組んだら活動開始です。とりあえず森へと向かいます。

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このオレンジの2人がモンスターハンターです。スカウト達にBigfootを捕まえるにはどうしたらいいかを説明しています。Bigfootを捕らえるためにはトレーニングが必要だ!という流れでスキルアップトレーニングが始まります。

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さぁ、まずは班分けです。靴のサイズの大きさ順でスカウトを一列に並べ、123123と番号を振って班分けします。やっぱ明確な班制度は存在しないようですねぇ。

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3班に別れたら早速トレーニング開始です。

-トレーニング其の壱-

こちらはErste Hilfe、救急法でございます。意識不明な人がいたらどうしよう!など。

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-トレーニング其の弐-

Seiltechnik、こちらはロープワークですね。これでBigfootを捕まえようってことですね。

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-トレーニング其の参-

Spurenlesen、いわゆる追跡記号です。こちらは猟犬がレクチャーしてくれています。犬には見えないようなすごい見た目ですが、犬です。

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トレーニング終了後はちょっと休憩。

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おいおい、そんな組み方だと火つけるの大変だろ…

まぁ案の定火はなかなか安定せず新聞紙を大量消費していましたが、ここは暖かい目で見守っておきました。みんなでソーセージとか焼いて食べて休憩。さぁその後はちょっとスポーツして体を動かしてBigfootの捕獲に備えます。

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説明しづらいんですが、しっぽ取り+ボール鬼みたいなゲームでした。

さぁ、準備万端!ってタイミングでBigfootが現れ、みんなで捕獲。真ん中の大男がBigfoot。

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うーん、、さっきのトレーニングで学んだスキルは一切使っていないような…

ま、いいんです。んで、実はBigfootがいい奴でモンスターハンターが悪い奴だったと発覚し、モンスターハンターは一目散に逃げていくと、そういうオチでした。めでたし。


今回書きたかったのは別に集会の時系列じゃないんです。なのでここからが本題です。お待たせしました。
正直今までスイスのスカウティングに関してあまりいい印象を持っていなかったのですが、今回の集会でイメージがガラっと変わりました。とりあえず箇条書きで感じたこと等をまとめます。
・リーダーと劇中の人物の区別が意外としっかりしていた

そこそこのプロ根性を持ち合わせているようです。ちょっぴり感動しました。完全になめてました。

コスプレの種類も劇団並みですね。

ちなみに:以前リーダーを分析した際に「隊長と副長の差がほとんど無い」と記しましたが、これも活動に大きな影響を与えています。いい意味でリーダーの負担が分散されています。なので隊長に負担がかかりすぎることがありません。毎回の集会に必ず隊長がいなければならない、なんてこともありません。誰かしらリーダーがいればそれでokなのです。

 

・この団が特殊な活動をしているわけではない。

活動の途中で他の隊と数回すれ違いました。様子を見る限りこの団だけが特殊な活動をしているというわけではなさそうです。結構気になっていた問題だったので解決してよかったです。少なくともBaselでは他の隊も同じような活動をしているようです。

 

・普通に休日にみんなで遊んでいるような感覚

なんだか彼らを見ていると、スカウトだけどスカウトじゃないような特殊な感覚に襲われます。雰囲気的には週末にみんなで森で遊んでいるというような感じ。ボーイスカウトはおまけ、というような印象すら受けます。だから人が集まりやすいんですかね?所属しているPfadi Angensteinにはなんと100人以上が所属しています。日本でいうSランクの団ですね。

まぁ遊びの面が強すぎてスキルはあまり身についていない印象が強いのですが、これもこれでアリなのかもしれないと感じました。

 

・念入りな準備

毎回の集会が結構緻密に計画されています。ストーリー、時間配分等を記した計画書を毎回作成しているのです。と、ここまでは既に知っておりました。今回驚いたのは夏キャンプの計画書です。集会後に特別に夏キャンプの資料を見せてもらったのですが資料の分厚いこと。ほんとに驚きました。

なんだこれ卒業論文かよ!!

ってくらい分厚いです。100ページ以上がザラ。2週間のキャンプだからっていうのも理由の一つですが、そうだとしてもかなりのページ数です。プログラム、備品、安全対策など多岐にわたる情報が詳しくまとめられていました。

 

・莫大な補助金が出ている

なぜ彼らの計画書がこのようなページ数になっているのか。その理由が補助金です。詳しいことは私のドイツ語力不足であまり理解できてませんが、ボーイスカウト活動は国および州の支援を受けています。軍に関連した教育内容だから、とかなんだか。しかも支援金額がハンパない。

夏キャンプごとに補助金が出ているようですが、参加する子供一人につき一泊約6000円が支援されるそうです。すげぇ!!

でもこの6000円、なんと一日の食費だけでなくなってしまうそうです。さすが物価のおかしい国、スイス。

 

・夏キャンプの規模がハンパない

3年に一度(?)、夏に地区キャンプを行うそうです。その規模がハンパない。ちょっとしたジャンボリーみたいな感じです。参加者は1000人規模。こりゃ統制するリーダーも大変だ…

普段の夏キャンプでもスイスから出てオランダに行ったり、なんてこともあるそうです。

計画書が分厚くなるのも納得。

 

・スカウトの数は減少傾向

とはいえそんなスイスでのスカウティングでさえ収束の傾向にあるようです。それでも日本と比べればだいぶマシなのではないか、とは思います。

とはいえ、一つ個人的におもしろいと感じでいるのが、ドイツでのスカウト人口です。

ドイツではむしろ増加傾向にあると聞きました。さぁ、ドイツのスカウティングが気になっちゃいますね!

ということでドイツの友人に今度活動を見学させてくれないかとお願いしているところでございます。せっかくヨーロッパにいるのだからスイス以外も見ないと損ですからね。

 


さて、だいぶ雑になってしまいましたが今日はここまでで。

実は彼らの夏キャンプの計画書を数年分手に入れたので、今度時間があるときにまた詳しく分析したいと思っています。

課題は眠いので明日朝起きてからやります(死亡フラグ)