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ついにあと3日で新学期が始まるということでワクワクしながらもやっぱり怯えています、木村です。
今回の記事は1月に参加したスキーです。
とはいえ、これはリーダーだけのイベント。スカウト年代は一切参加しておりません。
リーダーだけの参加とはいえ、ある程度興味深い活動ができたのでここに記したいと思います。
今回向かったのはAdelboden Lenkという場所で、現在私の住んで居るバーゼルからは電車で3時間半ほど。スイスの鉄道会社にはスペシャルチケットがありまして、往復+スキー場のリフト代で140フランくらい(現在15,000円くらい)でした。まぁまぁお得、スイスにしては。とはいえそれに加えてスキー板等のレンタル代がかかるわけですが…
さて、スキー自体の報告はあんまり意味がないので手短に。
憧れのアルプスでのスキー!って感じでワクワクしてましたが、天気があいにく最悪でして、
アルプスで滑ってる感じはありませんでした。
普通アルプスといえばこういうイメージですが(上写真:ピラテュス山)、残念ながら
こんな感じでした。猛吹雪つらかった!
それともう一つ辛かったのが、スイス人みんなスキーめちゃくちゃうまいことですね。
別にぼく初心者ってわけではありませんが、ふつーにみんなに迷惑をかけるレベルで置いていかれることがしばしば。ついていくだけでヘトヘト。
さぁ、ここからは本題。スイスのリーダー達に対する分析、評価です。
1.若い
ローバー年代以上になると基本的にはリーダーとして活動しているようです。ローバーとしての活動は稀。隊のリーダーが全員ローバー年代ってすごくないですか。26以下、下は18。
それ以上の年代は完全に裏方という感じです。
実際にボーイ隊年代で今は隊長のような立ち位置で活動しているServal という青年は私と同い年です。
つまり19歳。
信じられない。19歳で隊長の代わりなんてとても私には無理だ。
2.隊長と副長の差異がほとんどみられない
上で隊長なんて無理だ、といいましたが、スイスのスカウティングではそもそも隊長副長の間に差異があまりないようです。一応なんとなく名義上あいつが隊長、みたいなのはあるようですが、「リーダー」という肩書きでみんなまとまっています。
というかはっきり言えば、リーダー達もスカウトと一緒に楽しんでいるため、いい意味でも悪い意味でもスカウトの延長線上にリーダーという立ち位置があります。つまり、あまりにも立ち位置が近いため尊敬の感情のようなものは生まれにくいように思われます。スカウト達はリーダーを「指導者」というよりも「頼り甲斐のあるお兄さん」くらいで捉えているように思います。あくまで第三者の視点ではありますが。
3.リーダーとしてのモラル
さて、項目1でとにかく若いと記しましたが、若いうちに指導者になるということは諸刃の剣であるように思います。若ければ若いほどいい、というようなことは決してありえません。
今回参加したスキーイベントはリーダーだけのイベントのため、彼らのありのままの姿を見ることができました。正直言って、モラルの観点からは彼らをポジティブに評価することは難しいです。もちろんこれは人によりますし、そもそも文化が違うことも要因の一つですが、彼らをよき「指導者」として捉えるのは難しいです。
例えば電車内で周りを気にせずスピーカーで音楽を流します。それも結構な音量で。スイスやドイツでもこのような光景はたまに見かけますが、やはり少数派です。周りの人々は寛容なので基本的には何も言いませんが、決して良くは思っていないでしょう。
スキー滞在中にリーダー同士でちょっとしたケンカが起きてたりもしました。しかもかなりくだらない内容で。
とはいえそんな彼らも一応指導者研修は受けているようです。実態はよくわかりませんが…
4.ライフスタイルに余裕がある
これは言うまでもなく西洋の文化ですね、週末はとことん休む。
日曜日に空いてる店なんてほとんどありませんし、土曜日も大概早く閉店します。
日本人は働きすぎなんですよ、リーダーにも時間が足りなかったりするわけです。
それと比べるとスイスのリーダーにはいうまでもなく時間の余裕があります。
5.リーダー同士の仲がよい
これはいいことですね。スイスのリーダーが特別仲が良いという評価はできませんが。
リーダーを語る上で欠かせないのは、普段表からは見えないような準備の活動だったりしますが、それに関してはまだあまりわかっていません。今後わかったら記します。
とはいえ日本より質は劣るかなと、勝手に予測しています。
留学生活も残り半年切ってます。早すぎ。はやく日本に帰ってうまいラーメン食いたいですね。
てかキャンプがしたいですね。ではまた。